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中国語検定

語学難易度: ★★★☆☆(3〜4級)/ ★★★★★(1級)更新日: 2026年3月26日
合格率: 4級:約65% / 3級:約45% / 2級:約25% / 準1級:約12% / 1級:約5%
勉強時間: 約80〜150時間(3級)/ 約500時間以上(2級)
受験料: 3,800円(4〜3級)〜 11,800円(1級)

中国語検定とは

中国語検定(通称「中検」)は、中国語の読解・聴解・翻訳・作文の能力を総合的に評価する日本の民間検定試験です。公益財団法人日本中国語検定協会が主催しており、1981年の創設以来、日本で最も歴史のある中国語検定試験として定着しています。累計受験者数は100万人を超えます。

準4級〜1級の7段階(準4・4・3・2・準1・1級)で構成されており、初学者から高度な専門家まで幅広い層が対象です。大学の第2外国語として中国語を学ぶ学生や、ビジネスで中国語を使う社会人が中心的な受験者層です。

中国語の主要な資格としては中国語検定(中検)と「HSK(漢語水平考試)」がありますが、中検は日本語話者向けに設計されており、日中翻訳の要素が含まれる点が大きな特徴です。

受験資格

受験資格の制限はありません。年齢・学歴を問わず、どの級からでも受験できます。

試験内容

準4級・4級(入門〜初級)

項目 準4級 4級
リスニング 30問 30問
筆記 30問 30問
試験時間 各30分 各30分
合格基準 60%以上 60%以上

3級・2級(中級)

項目 3級 2級
リスニング 30問 30問
筆記 60問 60問
試験時間 リスニング30分・筆記60分 リスニング30分・筆記90分
合格基準 65%以上(リスニング・筆記別々に判定) 65%以上

準1級・1級(上級)

項目 準1級 1級
リスニング 30問 30問
筆記(日→中訳、中→日訳含む) 記述式 記述式
試験時間 リスニング40分・筆記120分 リスニング40分・筆記120分
合格基準 70%以上 70%以上

各級の到達レベル

到達レベル 語彙数目安
準4級 発音・基本文型の理解 500語
4級 基本的な会話と読み書き 1,000語
3級 日常会話の読み書き 2,000語
2級 一般的な社会生活での運用 5,000語
準1級 翻訳・通訳の補助レベル
1級 最高度の運用能力・専門翻訳

合格率

合格率目安
準4級 75〜85%
4級 60〜70%
3級 40〜50%
2級 20〜30%
準1級 8〜15%
1級 3〜7%

2級から合格率が大きく下がります。2級は「ビジネスで使えるレベル」の目標とされますが、日本語話者が独学で到達するには数年間の継続学習が必要です。

中国語検定(中検)とHSKの違い

比較項目 中国語検定(中検) HSK(漢語水平考試)
主催 日本の公益財団法人 中国政府(漢弁)
対象 主に日本語話者 世界中の中国語学習者
試験言語 日本語と中国語(翻訳問題あり) 全て中国語
特徴 日中翻訳能力を評価 中国語運用能力を直接評価
中国での認知 低い(日本独自の資格) 非常に高い(中国公認)
日本での就職 中検のみ評価する企業もある 多くの企業でHSKも評価

国内就職でのアピールには中検、中国での留学・就職にはHSKが有利な傾向があります。

試験日程・受験料

試験日程

年3回(3月・6月・11月)実施されます。準1・1級は年2回(6月・11月のみ)の場合があります。

受験料(2024年度時点)

受験料
準4級 3,300円
4級 3,800円
3級 4,800円
2級 6,800円
準1級 9,800円
1級 11,800円

勉強法

推奨学習期間

  • 準4〜4級: 3〜6ヶ月(週3〜5時間)
  • 3級: 6ヶ月〜1年(週5〜10時間)
  • 2級: 1〜2年以上(毎日1〜2時間)
  • 準1〜1級: 3〜5年以上(高度な翻訳訓練)

効果的な学習の進め方

  1. 発音(ピンイン・声調)を徹底習得する: 4声の区別が崩れると上達が止まる。最初に徹底練習
  2. 基本文法を体系的に理解する: 語順・助詞の概念・補語(結果補語・様態補語等)を段階的に
  3. 単語帳で語彙を増やす: 3級目標なら「中検3級合格単語集」系の教材で約2,000語を目指す
  4. リスニングを毎日続ける: NHK中国語講座・中国語ニュースのpodcastを活用
  5. 翻訳練習(2級以上): 日→中、中→日の翻訳を毎日短時間でも継続する

発音のポイント

発音の難関 対策
声調(4声) 声調カードを使い、音楽的に覚える
そり舌音(zh/ch/sh/r) 日本語にない音。口の形を意識した反復練習
前鼻音・後鼻音(-n/-ng) 音の違いを聞き取る練習と録音比較
二重母音・三重母音 母音の連続を滑らかにつなぐ練習

おすすめ教材

  • 「中国語検定 過去問題集」(光生館)— 公式認定の過去問集。準4〜2級まで
  • 「合格奪取!中国語検定 DS・4級・3級」(各出版社)— 級別対策本
  • 「NHK出版 中国語テキスト」(NHK出版)— テレビ・ラジオ講座と連動した入門教材
  • 「キクタン中国語」(アルク)— 聞いて覚える単語帳シリーズ
  • 「中国語の正しい発音」(各出版社)— 発音特化の専門書

資格の活かし方

活用シーン 詳細
就職・転職 2〜3級以上で貿易・商社・製造業の中国担当ポジションに
大学の単位認定 多くの大学で外国語単位として認定
翻訳・通訳 準1〜1級レベルで翻訳業・通訳補助の仕事に
中国ビジネス 工場視察・バイヤーとの交渉・現地出張での活用
中国旅行 観光・食事・移動でのコミュニケーション

関連資格

  • HSK(漢語水平考試): 中国政府公認の国際標準試験。中国での認知度が高い
  • HSKK(漢語水平口語考試): HSKの口語版
  • ハングル能力検定: 日本で人気の韓国語検定
  • 実用中国語技能認定試験(TECC): 実務中国語の検定試験
中国語語学検定ビジネス言語