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コーチング資格(ICF国際コーチング連盟認定)

ビジネス・経営難易度: ★★★☆☆更新日: 2026年3月26日
合格率: 約60〜70%(ACC試験)
勉強時間: 約150〜300時間
受験料: 575ドル(約87,000円)(ACC取得時)

コーチング資格(ICF)とは

ICF(International Coaching Federation:国際コーチング連盟)は、世界最大のコーチング専門機関で、世界160カ国以上に約5万人の会員を持ちます。ICF認定資格は国際的に最も信頼されるコーチング資格として、企業・個人のコーチングプロフェッショナルに広く活用されています。

ICF認定には3段階あります。

資格 認定レベル コーチング経験
ACC(Associate Certified Coach) 入門〜中級 100時間以上
PCC(Professional Certified Coach) 中〜上級 500時間以上
MCC(Master Certified Coach) 最上級 2,500時間以上

日本では管理職・人事担当者・コーチングを副業にしたい方がACCを取得するケースが多く、入門レベルとして最も人気があります。

なお、日本国内にも「日本コーチング協会認定コーチ」「CoachA認定コーチ」等の民間資格がありますが、ICFは世界共通の基準として国際的な信用が高い資格です。

受験資格(ACC)

ACCを取得するには以下すべての要件を満たす必要があります。

  1. ICF認定コーチ養成プログラム(ACTP/ACSTH)の修了: 最低60時間(ACCルートによる)
  2. コーチング経験100時間以上(うちクライアントとのコーチング時間70時間以上)
  3. 有料コーチング10時間以上(クライアントからフィーを受け取った時間)
  4. メンターコーチング10時間以上(ICF認定コーチからのフィードバック受講)
  5. ICF資格認定試験の合格

試験内容(ICF Credentialing Exam)

項目 内容
出題形式 状況対応型(scenario-based)多肢選択式
問題数 100問
試験時間 120分
試験言語 英語(日本語版なし)
受験方式 オンライン監視下(自宅受験)
受験料 575ドル(初回申請費込み)
合格基準 非公開(IRT方式によるスコアリング)

試験はICFの「コア・コンピテンシー(8つの中核能力)」に基づいたシナリオ問題が中心です。コーチングセッション中の発言・対応として「最も適切なもの」「最も不適切なもの」を選ぶ形式です。

ICFコア・コンピテンシー(8つ):

  1. 倫理的実践の基盤
  2. コーチングマインドセットの体現
  3. 合意形成と契約の確立
  4. 信頼と安全の醸成
  5. プレゼンス(存在感)の維持
  6. アクティブ・リスニング
  7. 気づきを促す問いかけ
  8. クライアントの成長支援

合格率・難易度

ICFは合格率を公開していませんが、60〜70%程度とされています。試験は英語のみのため、英語力が一定のハードルになりますが、コーチング知識自体は養成プログラムでしっかり学べば対応できます。

実技的な「コーチング100時間経験」の要件の方が、試験合格より時間的なハードルが高いという声が多いです。

勉強法

推奨学習期間

ACCの取得には養成プログラム修了 + 100時間のコーチング経験で、通常1〜2年かかります。

学習の進め方

  1. ICF認定養成プログラム選択: ICF公式サイトで認定プログラム一覧を確認(日本国内にも複数ある)。オンライン完結型の養成プログラムも増えている
  2. コア・コンピテンシーの深い理解: 8つの能力の定義と具体的な行動例を徹底理解。試験に直結する
  3. コーチング実践の積み重ね: 知人・家族・プロボノを活用して100時間の経験を積む
  4. 英語の試験対策: ICF公式の試験ガイドラインとサンプル問題で出題スタイルに慣れる
  5. メンターコーチングの活用: ICF認定コーチからのフィードバックは試験対策にも有効

おすすめ教材

  • ICF公式ウェブサイト(coachingfederation.org): 試験ガイドライン・コンピテンシー定義・サンプル問題が公開されている
  • 「コーチング・バイブル」(東洋経済新報社)— CTI認定コーチングの定番書。コア・コンピテンシー理解に有効
  • 「新版 コーチングが人を活かす」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)— 日本語のコーチング入門書
  • ICF認定養成プログラムの教材: 各養成スクールが提供するオリジナルテキスト

関連資格

  • 産業カウンセラー: メンタルヘルスケアに特化した民間資格。コーチング(目標達成支援)とカウンセリング(問題解決支援)は役割が異なるが、両方持つことで支援の幅が広がる
  • キャリアコンサルタント(国家資格): キャリア形成支援の国家資格。コーチングと学習内容が重なる部分がある
  • 認定コーチ(CoachA等): 国内コーチング機関の資格。ICFと比較してコストが低く、日本語対応
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