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日本語検定

語学難易度: ★☆☆☆☆(7〜6級)〜★★★★★(1級)更新日: 2026年3月25日
合格率: 約65%(7〜5級)/ 約40%(4〜3級)/ 約10〜20%(2〜1級)
勉強時間: 約20〜50時間(5〜4級)/ 約100〜200時間(2〜1級)
受験料: 2,200円(6・7級)/ 2,300円(5級)/ 3,000円(4級)/ 4,300円(3級)/ 5,800円(2級)/ 6,800円(1級)

日本語検定とは

日本語検定は、日本語の総合的な能力(語彙・文法・敬語・言葉の意味・表記・漢字)を測る検定試験です。特定非営利活動法人日本語検定委員会が主催しており、2007年の創設以来、累計受験者数は380万人を超えています。文部科学省が後援する公的な検定試験として位置づけられています。

外国人向けの「日本語能力試験(JLPT)」とは異なり、日本語を母語とする日本人を主な対象とした試験です。国語の総合力を測るという点で「国語検定」とも呼ばれることがあります。語彙の豊かさ・正しい文法・適切な敬語・漢字の正確な知識を問います。

就職活動のエントリーシート・自己PR、公務員試験・教員採用試験の語彙力強化、ビジネス文書作成の品質向上など、実用的な日本語力の証明に活用されています。小学生から社会人まで幅広く受験されており、7段階の級で自分のレベルに合った受験が可能です。

受験資格

受験資格の制限はありません。年齢・学歴・国籍を問わず、誰でも受験できます。日本語を学ぶ外国人の方も受験可能です。

試験の種類と内容

日本語検定は7級〜1級の7段階構成です。

対象レベル 受験料
7級 小学校1〜2年生程度 2,200円
6級 小学校3〜4年生程度 2,200円
5級 小学校5〜6年生程度 2,300円
4級 中学生程度 3,000円
3級 高校生程度 4,300円
2級 大学生・社会人(一般) 5,800円
1級 社会人上級・専門家水準 6,800円

試験の出題科目(全級共通)

日本語検定は以下の7科目から出題されます:

科目 内容
漢字 読み方・書き方・使い方(常用漢字・人名漢字)
表記 送り仮名・仮名遣い・句読点・記号の使い方
敬語 尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分け・実用的な敬語表現
言葉の意味 語句の意味・慣用句・ことわざ・四字熟語
語彙 同音異義語・同訓異字・類義語・反義語
文法 品詞・助詞・助動詞・文の構造
総合問題 文章読解・語句補充・文章整序

合否の判定方法

日本語検定の合否は独自の判定システムで決まります:

  • 認定(合格): 総合得点が合格基準に達し、かつ各科目の得点が一定以上
  • 準認定: 総合得点が合格基準に達しているが、一部科目で基準未満がある場合
  • 不合格: 総合得点が合格基準未満

「準認定」は次回受験時に苦手科目を重点的に対策するよう設計された仕組みです。

合格率・難易度

合格率(目安) 難易度
7〜6級 70〜80% 入門(小学低学年レベル)
5〜4級 50〜65% 易〜標準(小〜中学生レベル)
3級 約40% 標準(高校生レベル)
2級 約10〜15% 難しい(大学生・社会人の語彙力が必要)
1級 数% 難関(専門家水準の日本語力)

2級の合格率は約10%と非常に低く、社会人でも容易には合格できない高難度の試験です。1級はほとんどの受験者が苦戦する最高難度で、語彙・文法・敬語のすべてで高水準が求められます。

試験日程

年2回(6月・11月)実施されます。全国各地の試験会場で受験可能です。

勉強法

推奨学習期間

  • 7〜5級: 1〜2ヶ月(1日30分)
  • 4〜3級: 2〜3ヶ月(1日1時間)
  • 2級: 3〜6ヶ月(1日1〜2時間)
  • 1級: 6ヶ月以上(継続的な語彙力強化)

効果的な学習の進め方

  1. 公式問題集で現在の実力を確認する: まず過去問を解いて、どの科目が弱いかを把握。日本語のネイティブでも苦手な科目は「敬語」「表記(送り仮名)」「語彙(同音異義語)」が多い
  2. 敬語の体系を整理する: 敬語は多くの受験者の弱点。尊敬語・謙譲語Ⅰ・謙譲語Ⅱ(丁重語)・丁寧語・美化語の5分類と代表的な動詞の活用を早めに整理する
  3. 語彙帳を作る: 同音異義語(例:「制作」vs「製作」、「意志」vs「意思」)と同訓異字は頻出テーマ。専用のリストを作り繰り返し確認する
  4. 読書で語彙を広げる: 2〜1級では語彙量そのものが問われる。日本語の本・新聞・評論を日常的に読む習慣が長期的な実力につながる
  5. 過去問を3〜5年分演習: 出題パターンが安定しているため、過去問演習が最も効率的な対策

敬語攻略のポイント(2〜1級)

敬語の科目は受験者の正答率が特に低く、合否を分ける科目です。「いらっしゃる」「おっしゃる」「拝見する」「申す」「参る」「いたす」などの代表的な動詞の敬語変換をまず固め、その後に複合表現(「〜ていただく」「お〜になる」等の型)に広げるのが効率的です。

おすすめ教材

  • 「日本語検定 公式 過去問題集」(東京書籍)— 各級の過去問と解説。必須の一冊
  • 「日本語検定 公式 領域別問題集」(東京書籍)— 7科目別に問題演習できる
  • 「敬語マニュアル」(各出版社)— 敬語の体系的な参考書。2級以上の対策に
  • 「広辞苑」「日本語大辞典」(岩波書店等)— 1級対策に必要な語彙調査に

取得後の活用

日本語検定の取得は、以下のような場面で評価されます:

活用場面 詳細
就職活動 国語力・文章力のエビデンスとして履歴書・エントリーシートに記載
教員・公務員試験 語彙・漢字の対策と同時進行で準備できる
ビジネス文書 正確な敬語・表記の知識がビジネスコミュニケーションに直結
日本語教師 日本語の体系的な知識として活用(JLPT指導の補強)

関連資格

  • 漢字検定(漢検): 漢字の読み書き・部首・熟語に特化した検定。日本語検定と並行して学習できる
  • 文章読解・作成能力検定: 文章を正確に読み取り書く力を測る検定
  • 日本語教育能力検定試験(国家資格): 日本語教師を目指す方向けの国家資格(2024年資格化)
  • ビジネス文書検定: 社会人向けのビジネス文章の作成能力を測る検定
日本語語彙文法漢字検定