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フードコーディネーター検定

食・料理難易度: ★★☆☆☆(3級)〜★★★★☆(1級)更新日: 2026年3月25日
合格率: 約70〜80%(3級)/ 3〜5割(2級2次)/ 約50%(1級1次)
勉強時間: 約50〜100時間(3級)
受験料: 13,000円(3級・一般)/ 8,000円(3級・会員)

フードコーディネーターとは

フードコーディネーターは、食に関するあらゆる分野(料理・文化・科学・デザイン・経済・経営)を横断的に理解し、食のトータルプロデュースができる専門家です。特定非営利活動法人日本フードコーディネーター協会(JFCA)が認定する資格認定試験を通じて取得できます。

料理研究家・フードスタイリスト・レストランプロデューサー・食品メーカーのマーケター・料理教室講師など、食に関わるさまざまな職業の入口となる資格として知られています。テレビ・雑誌の料理撮影でフードスタイリングを担当するプロも、多くがこの資格を持っています。

「フードコーディネーター」という職業が日本社会に認知されるきっかけとなった資格で、1994年の創設以来、累計合格者数は10万人を超えます。

受験資格

3級

制限なし。年齢・学歴を問わず誰でも受験できます。

2級

3級合格者のみ受験可能です。

1級

2級1次・2次試験合格者のみ受験可能です。

試験の種類と内容

フードコーディネーター資格認定試験は3段階の試験構成です。

3級(フードコーディネーターの基礎)

項目 内容
試験形式 ペーパーテスト(四択一式)
試験時間 90分
出題数 100問
受験方法 CBT(コンピューター試験)、随時受験可能
受験料 一般 13,000円 / 会員 8,000円

出題範囲(4分野):

分野 出題内容
文化 食の歴史、和食・洋食・中華の文化、食のマナー、行事食
科学 食品の栄養素・機能・加工・調理科学、衛生・安全
デザイン・アート 盛り付け・器・色彩・テーブルコーディネート、フードスタイリング
経済・経営 飲食業界の仕組み、マーケティング、メニュー開発、フードビジネス

3級は4分野すべてから均等に出題され、「食の総合教養」を問うスタイルです。

2級(専門性の深化)

試験 内容
1次試験 マークシート+記述式。専門性を問うより深い問題
2次試験 企画書提出+面接(3分野から1分野を選択)
受験料 1次 12,000円 / 2次 16,500円(目安)

2次試験の選択分野は以下の3つです:

  • レストランプロデュース: 飲食店の企画・プロデュース
  • 食の商品開発: 食品・メニューの商品企画
  • 食空間コーディネート: 空間・テーブルデザインの提案

1級(フードコーディネーターのプロ)

試験 内容
1次試験 企画書審査(書類選考)
2次試験 プレゼンテーション+面接

1級はプロとしての実務経験・実績をもとにした実践的な試験です。合格後は「フードコーディネーター1級」として協会に認定されます。

合格率・難易度

試験 合格率 難易度
3級 70〜80% 標準(4分野の基礎知識を暗記)
2級1次 約80% やや標準
2級2次 30〜60%(分野により差) やや難(企画力・表現力が問われる)
1級1次 約50% 難しい(書類選考)
1級2次 約75% 難しい(プレゼンの質が問われる)

3級は合格率70〜80%と入門として取り組みやすい試験です。2級2次から「知識」だけでなく「実践的な企画力」が求められ、難易度が上がります。

勉強法

推奨学習期間

  • 3級: 2〜3ヶ月(1日1〜2時間)
  • 2級: 3〜6ヶ月(専門書含む)
  • 1級: 実務経験を積みながら準備(企画書作成能力が重要)

3級合格のための学習ステップ

  1. 公式テキストを通読: JFCA発行の「フードコーディネーター教本」が試験範囲の基本。4分野(文化・科学・デザイン・アート・経済・経営)を体系的に学ぶ
  2. 弱点分野を特定: 4分野のうち得意・不得意を早期に把握し、苦手分野に集中する時間を設ける
  3. 食品成分表の基礎を押さえる: 「科学」分野では栄養素・食品衛生の基礎知識が問われる。主な栄養素の役割・欠乏症・食品の保存方法を整理する
  4. 食文化の歴史年表を作る: 「文化」分野では和・洋・中の食文化の変遷が問われる。時代ごとの食の特徴を年表にまとめると整理しやすい
  5. 模擬試験で実力確認: CBT試験形式に慣れるため、本番前に模擬問題を繰り返し解く

2級以上を目指す方へ

2級2次試験では企画書の提出が求められます。日頃から飲食店・食品の市場動向を観察し、「ターゲット × ニーズ × コンセプト」の3点を意識した企画発想の訓練をしておくと役立ちます。

おすすめ教材

  • 「フードコーディネーター教本」(日本フードコーディネーター協会)— 公式テキスト。試験範囲をすべてカバー
  • 「フードコーディネーター3級試験 問題集」(各出版社)— 過去問・演習問題で実力確認
  • 「食品成分表」(女子栄養大学出版部)— 栄養素・食品成分の参照に活用
  • 「テーブルコーディネート大全」(各出版社)— デザイン・アート分野の補強に

関連資格

  • 調理師免許(国家資格): 調理の実務に直結する国家資格
  • 栄養士・管理栄養士(国家資格): 栄養面から食のプロフェッショナルを目指す
  • 食品衛生責任者: 飲食店開業に必要な公的資格
  • 製菓衛生師(国家資格): スイーツ・パティシエ分野を目指す方向け
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