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グリーンセイバー資格検定

自然・環境難易度: ★★☆☆☆(ネイチャー・カルチャー)/ ★★★☆☆(マスター)更新日: 2026年3月26日
合格率: 非公開(CBT試験)
勉強時間: 約30〜80時間(ネイチャー・カルチャー各)
受験料: 6,000円(各科目)/ 登録更新料5,000円(5年)

グリーンセイバー資格検定とは

グリーンセイバー資格検定は、植物・自然環境に関する知識と教養を証明する資格です。特定非営利活動法人 樹木・環境ネットワーク協会(SJU)が主催し、CBT(コンピュータベースドテスティング)方式で全国の試験会場で受験できます。

2020年度に内容がリニューアルされ、現在は「ネイチャー」「カルチャー」「マスター」の3科目構成になっています。ネイチャー・カルチャーを取得した後にマスターが受験できる段階式の資格体系です。

植物と自然を愛好するすべての人を対象にしており、園芸・ガーデニング・登山・ハイキング・自然観察・環境教育に関わる方が専門的な知識を深める目的で受験します。環境省が実施する「環境省グリーンウェイブ・みどり活動推進員」等との連携もあり、自然環境の保全・緑化活動に携わる方の専門性証明として活用されています。

3科目の構成

科目 概要 受験資格
ネイチャー 植物の生態・分類・生理の自然科学的知識 誰でも受験可
カルチャー 植物の栽培・文化・歴史・法制度の知識 誰でも受験可
マスター 上位の総合的な専門知識と応用問題 ネイチャー+カルチャー両方取得後

ネイチャーとカルチャーは順番を問わず受験でき、両方取得後にマスターの受験資格が得られます。

試験内容

ネイチャー科目

項目 内容
形式 CBT(コンピュータ選択式)
出題内容 植物の形態・生理・生態・分類・自然史・生態系

植物の各部位(葉・茎・根・花・果実・種子)の構造と働き、光合成・蒸散・呼吸などの生理的メカニズム、植物の一生(生活史)、植生・植物分布、里山・森林生態系のしくみ、植物の進化・分類体系(被子植物・裸子植物・シダ・コケ等)が中心的な出題テーマです。

カルチャー科目

項目 内容
形式 CBT(コンピュータ選択式)
出題内容 植物の栽培・人と植物の文化・歴史・自然保護の法律・制度

野菜・草花・樹木の栽培管理(土作り・施肥・病害虫・剪定等)、花と行事・食用植物の歴史・薬草・染料・伝統文化における植物の役割、生物多様性保全・特定外来生物法・種の保存法・ラムサール条約・ワシントン条約など自然保護の法制度と国際条約が出題範囲です。

マスター科目

項目 内容
形式 CBT(コンピュータ選択式)
出題内容 ネイチャー・カルチャーの総合発展問題・応用問題

ネイチャーとカルチャーの知識を組み合わせて考える応用問題が中心となります。植物科学と人の関係を統合的に捉える視点が求められます。

受験料・更新料

項目 費用
各科目の受験料 6,000円(税込)
合格後の登録更新料 5,000円(有効期間5年)

ネイチャーとカルチャーをそれぞれ別に受験する場合、各6,000円(計12,000円)かかります。CBT試験のため随時受験が可能で、全国のCBT会場(テストセンター)で都合のよい日時に申し込んで受験できます。

試験日程・受験方法

CBT(コンピュータベースドテスティング)方式のため、全国のテストセンターで通年受験が可能です。CBT-Solutions(cbt-s.com)から申し込みができます。年間を通じて受験できるため、自分のペースで学習して準備ができたら申し込む形です。

勉強法

推奨学習ステップ

  1. 公式テキストの学習: 樹木・環境ネットワーク協会の公式テキストが最優先の教材。科目ごとに専用テキストを用いて体系的に学習する
  2. ネイチャー科目: 植物図鑑・植物生態学の入門書を併用し、身近な植物を観察しながら学ぶと定着しやすい。植物の部位名称・光合成のしくみ・植生の分布など、図を使って整理する
  3. カルチャー科目: 自然保護の法律・国際条約は一覧表にまとめて整理。栽培管理は実際にベランダや庭で植物を育てながら学ぶと実感を伴って覚えやすい
  4. 過去問・模擬問題: CBT形式の問題に慣れるため、協会サイトや参考書の練習問題を繰り返し解く

学習のコツ

  • 植物の名前は和名・学名の両方に慣れておく
  • 野山を歩きながら植物を実際に観察する「実地学習」が記憶定着に非常に効果的
  • 季節ごとの植物の変化(芽吹き・開花・結実・落葉)をカレンダーで把握する

合格率・難易度

公式の合格率は非公開ですが、CBT試験のため受験者は十分準備した上で受験することが多く、テキストをしっかり学習すれば合格できる難易度とされています。マスターはネイチャー・カルチャーの知識を統合した応用問題のため、やや難易度が上がります。

資格の活かし方

活用シーン 詳細
自然観察・ガイド 植物の専門的な知識を活かして自然観察会・トレッキングガイドとして活躍
環境教育 学校・図書館・地域施設での植物・自然環境教育の指導
ガーデニング・園芸 栽培の専門知識を活かしてガーデニング教室の指導や相談
植物関連の仕事 植物園・自然公園・農園・フラワーショップなどでの専門性証明
文化・趣味の深化 植物への理解を深め、より豊かな自然との関わり方を楽しむ

関連資格

  • グリーンアドバイザー: 公益社団法人日本家庭園芸普及協会が認定する園芸・ガーデニングの専門資格。栽培・普及指導に特化
  • 樹木医: 公益財団法人日本緑化センターが認定する、樹木の診断・治療の高度専門資格(実務経験7年以上必要)
  • 自然観察指導員: 公益財団法人日本自然保護協会が認定する自然観察の指導資格
  • 森林インストラクター: 一般社団法人日本森林インストラクター協会が認定する森林体験活動の指導資格
  • eco検定: 東京商工会議所主催の環境全般の基礎知識を問う検定。植物・自然以外の環境分野も含む
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