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色彩検定

生活・美容難易度: ★★☆☆☆(3級)〜★★★★☆(1級)更新日: 2026年3月25日
合格率: 約75%(3級)/ 約69%(2級)/ 約42%(1級)/ 約79%(UC級)
勉強時間: 約50〜80時間(3級)/ 約100〜150時間(2級)/ 約200時間以上(1級)
受験料: 7,000円(3級)/ 10,000円(2級)/ 15,000円(1級)/ 6,000円(UC級)

色彩検定とは

色彩検定は、色彩に関する幅広い知識・技術を体系的に学べる検定試験です。公益社団法人色彩検定協会(AFT)が主催しており、1990年の創設以来、累計受験者数は180万人を超える日本最大規模の色彩資格です。文部科学省後援を受けており、公的な資格として高い社会的評価を持っています。

3級・2級・1級の3段階構成に加え、2018年からUC(色のユニバーサルデザイン)級が追加されました。UC級は色覚多様性(色覚特性)に配慮したデザインの知識を問う、時代性の高い資格です。

色を使う仕事(グラフィックデザイン・Webデザイン・ファッション・インテリア・広告・化粧品等)のビジネスパーソンや、就職・転職を目指す学生に特に人気があります。

受験資格

受験資格の制限はありません。年齢・学歴・職業を問わず、どの級からでも受験できます。1級受験に2級合格などの条件はなく、いきなり1級を受験することも可能です。ただし、1級は1次試験(筆記)と2次試験(実技)の2段階構成になっており、1次合格後に2次を受験します。

試験の種類と内容

3級(色の基礎知識)

項目 内容
受験料 7,000円(税込)
試験時間 60分
出題形式 マークシート方式
出題範囲 色の性質・色の三属性・配色・ファッション・インテリア・慣用色名
合格基準 各分野70%前後の正答

3級の試験範囲の核心は「色の三属性」(色相・明度・彩度)とPCCS(日本色研配色体系)のカラーシステムです。

2級(応用力のある配色知識)

項目 内容
受験料 10,000円(税込)
試験時間 70分
出題形式 マークシート+一部記述式
出題範囲 3級範囲+色彩調和・ビジネスへの応用・マンセル表色系・JIS慣用色
合格基準 配点の70%前後

2級からビジネスシーンでの実践的な配色応用が問われます。マンセル表色系(Munsell Color System)の習熟が重要です。

1級(プロレベルの色彩知識と実技)

項目 内容
受験料 15,000円(税込)
1次試験時間 80分
2次試験時間 90分
出題形式 1次:マークシート+記述式 / 2次:記述式+実技(配色実技)
出題範囲 2級範囲+光と色・色の心理効果・景観色彩・CIE色度図・配色実技
合格基準 各試験70%前後

1級2次試験の「配色実技」では、カラーカード(日本色研発行)を使って実際に配色を組み立てる実技問題が出題されます。

UC(ユニバーサルデザイン)級

項目 内容
受験料 6,000円(税込)
試験時間 60分
出題形式 マークシート+一部記述式
出題範囲 色覚多様性の仕組み・UDカラーの原則・各デザイン分野への応用
合格基準 配点の70%前後

UC級は3・2・1級とは独立した試験で、グラフィック・Web・空間デザイン・ユニバーサルデザインに関わる仕事に特に有用です。

合格率・難易度

合格率(2024年度) 難易度
UC級 78.7% 標準(独自の出題範囲を1〜2ヶ月学習)
3級 74.7% 易〜標準(色の基礎知識中心)
2級 69.1% 標準(範囲が広くなり計画的な学習が必要)
1級 41.8% 難しい(実技・記述式が加わる)

試験日程

  • 夏期: 6月(3級・2級・UC級)
  • 冬期: 11月(全級:1級・2級・3級・UC級)

1級を目指す方は年1回(11月)のチャンスしかないため、計画的な学習が重要です。

勉強法

推奨学習期間

  • 3級: 1〜2ヶ月(1日1時間)
  • 2級: 2〜3ヶ月(1日1〜2時間)
  • 1級: 4〜6ヶ月(1日2時間、実技練習含む)
  • UC級: 1〜2ヶ月(1日1時間)

効果的な学習の進め方

  1. 公式テキストを軸にする: 色彩検定協会の公式テキストが試験範囲の全体をカバー。まず通読し全体像を把握
  2. PCCS・マンセル表色系の習熟を優先: 3級はPCCS(Practical Color Coordinate System)、2級はマンセル表色系が鍵。色相環・明度・彩度の体系的な理解が得点の柱
  3. カラーカードを使った実践練習(1級): 1級2次試験の配色実技には、日本色研の「新配色カード199a」を使った実技練習が必須。色名とカード番号の対応を体感で覚える
  4. 過去問演習で出題パターンを把握: 過去問を2〜3年分解き、間違えた箇所をテキストで再確認する。出題の偏りを把握しておくと効率的
  5. 色の慣用色名カード: 日本の伝統色名(紅梅・薄桜・松葉等)は毎回出題。フラッシュカードで繰り返し確認

3・2級の同時受験

夏期・冬期どちらも3・2級の同時受験が可能です。2級の範囲は3級を包含しているため、2級対策をしながら3級も合格するのが効率的な戦略です。

おすすめ教材

  • 「色彩検定 公式テキスト UC級・3級・2級・1級」(色彩検定協会)— 各級の公式テキスト。必須
  • 「色彩検定 過去問題集」(色彩検定協会)— 本番形式で実力確認
  • 「日本色研 新配色カード 199a」(日本色研事業)— 1級2次試験の実技練習に必須のカラーカード
  • 「パーフェクトカラーコーディネーション」(各出版社)— 図解が豊富で独学者向けの参考書

関連資格

  • カラーコーディネーター検定(東京商工会議所): 色彩検定と並ぶ二大色彩資格。ビジネス活用に重点
  • パーソナルカラリスト検定: 人の肌・瞳・髪の色に合わせた色提案を学ぶ
  • インテリアコーディネーター: インテリア全般の資格。空間の色彩計画に直結
  • Webデザイン技能検定: WebデザインにおけるUCの知識と組み合わせて活用できる
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