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ペットシッター士

生活・美容難易度: ★★★☆☆更新日: 2026年3月26日
合格率: 約60〜70%(認定講座修了試験)
勉強時間: 約50〜100時間(通信講座の場合)
受験料: 約30,000〜50,000円(講座料金込み)/ 試験のみ:約10,000円

ペットシッター士とは

ペットシッター士は、一般財団法人日本ペットシッター協会が認定する民間資格です。飼い主が不在の間、ペット(主に犬・猫)の世話をするペットシッターとして必要な知識・技術・マナーを証明する資格で、ペットシッター事業を開業・運営するための実践的な内容が中心です。

ペットシッターとは、ペットホテルに預けるのではなく、飼い主の自宅に訪問してペットの世話をするサービスです。ペットにとってストレスが少なく、馴染みの環境で過ごせるため、近年需要が増加しています。

共働き世帯の増加・単身者のペット飼育増加・高齢飼い主の増加などを背景に、ペットシッター士の資格を持ったプロのニーズが高まっています。

受験資格

受験資格の制限はありません。ただし、以下の点に注意が必要です:

  • ペットシッター事業の開業には別途「動物取扱業」の登録が必要: ペットシッター士の資格だけでは開業できません。各都道府県への動物取扱業(保管・訓練等)の登録が必要で、その際に「ペットシッター士」の資格が登録要件の一つとして認められています
  • 営業届出: ペットシッター事業は「第一種動物取扱業」に該当し、自治体への届出と更新が必要です

取得方法・試験内容

取得ルート

ルート 詳細
日本ペットシッター協会の認定通信講座 テキスト学習→在宅試験で取得
他の認定スクール(対面・オンライン) 実技実習付きのコース
試験のみ受験(一部対応) 協会認定の試験会場で受験

試験概要

項目 内容
出題形式 選択式+記述式
試験時間 60〜90分
合格基準 70%以上の正答率(協会基準)

主な学習内容

テーマ 内容
動物行動学 犬・猫の習性・ボディランゲージ・行動の意味
ペットケアの基礎 食事・排泄・グルーミング・運動・遊びのサポート
ペットの健康管理 体調変化のチェック・ワクチン・寄生虫・緊急対応
ペットの病気・医療 主要な病気の知識・動物病院との連携・投薬補助
ペットシッターのマナー 鍵管理・個人情報・守秘義務・接客マナー
法律・規制 動物愛護管理法・動物取扱業の届出制度
ビジネス管理 料金設定・契約書・トラブル対応・保険

犬・猫以外のペット対応

ペットシッター士の学習は犬・猫が中心ですが、以下のペットに関する基礎知識も含まれます:

ペットの種類 主な管理ポイント
ウサギ 食事(牧草・ペレット)・温度管理・電源コードの事故防止
ハムスター 夜行性の理解・ケージ清掃・脱走防止
温度・日光浴・放鳥の際の窓管理
爬虫類 温度・湿度管理・給餌頻度

動物取扱業(保管)登録について

ペットシッターとして開業するには、都道府県・政令指定都市への動物取扱業(保管・訓練等)の登録が必要です。登録要件として以下のいずれかが必要です:

  1. 国家資格(愛玩動物看護師等)または認定資格(ペットシッター士等)を持ち、かつ半年以上の実務経験
  2. 1年以上の実務経験
  3. 動物関連の専門学校・大学を卒業

ペットシッター士資格は、上記の「認定資格」として多くの自治体で認められています。

費用の目安

取得ルート 費用目安
日本ペットシッター協会認定通信講座 40,000〜60,000円
民間スクール(対面コース) 50,000〜100,000円
試験のみ受験 10,000〜15,000円
動物取扱業登録申請(別途) 15,000円前後(自治体によって異なる)

難易度・合格率

ペットシッター士の試験は、認定通信講座を修了した上で受験する設計になっており、テキスト内容を理解すれば合格できる水準です。合格率は公式には非公開ですが、60〜70%前後とされています。

難易度を上げる要素は:

  • 法律・規制の暗記: 動物愛護管理法・動物取扱業の要件を正確に理解する必要
  • 緊急対応の手順: 応急処置・病院への連絡判断など実践的な判断力が問われる

勉強法

  1. テキストを通読してから詳細学習する: 全体像を把握してから各テーマを深く学ぶ
  2. 実際のペットで練習する: 自分や知人のペットで、観察・ケア・健康チェックを実践する
  3. 動物愛護管理法を重点学習する: 試験でも開業でも重要な法知識を先に固める
  4. 緊急時の対応フローを暗記する: ペットが体調不良になったときの判断基準・手順
  5. 契約書・料金体系のサンプルを作成する: 実践的なビジネス準備として有用

資格の活かし方

活用シーン 詳細
ペットシッター開業 動物取扱業登録の要件として活用・独立開業
ペット関連企業への就職 ペットショップ・ペットホテル・動物病院補助
副業・在宅ビジネス 近隣の飼い主に対するペットシッターサービス
動物ボランティア 保護犬・猫のシェルターでのケアに活用
ペット可物件の管理 ペット可マンション・シェアハウスの管理業務

関連資格

  • 愛玩動物飼養管理士(2・1級): 公益社団法人日本愛玩動物協会が認定。動物取扱業の要件に広く使われる
  • 愛玩動物看護師: 2022年新設の国家資格。動物病院での業務に必要
  • 家庭動物管理士(1〜3級): 公益社団法人日本動物福祉協会が認定
  • JKC公認訓練士: 日本犬業クラブ公認のトレーナー資格
  • ペット販売士: ペットショップでの販売に特化した資格
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